獣害トリアージマップ:作手守義地区(小田)
13/11/06
H24 フェンス計画地区(小田<①前田、島、下貝津>、<②市道>)
・調査時期:平成24年9月10日、10月15日
・調査内容
周辺にはイノシシの痕跡が多数見られ、一部シカの痕跡も見られた。
H24年計画地域、前田、島、下貝津(以下①地区)では、田周辺に広域にトタン柵、電気柵が施され、獣の侵入を防ぐことができている。
市道(以下②地区)では、ネット・電柵が施されている田での侵入は見られないが、対策が不十分な周辺の田でイノシシの侵入が見られる。
両地域とも耕作地周辺に広がる休耕地にイノシシ・シカの痕跡が多数見られる。
特に②地区では、人と獣の生活圏の重なり、人を恐れない個体群が数群存在している。
①地区内、前田地区では防除対策により人と獣の生活圏が比較的分けられている。
フェンスの設置により、①地区の効果は高く、効果の継続のために、フェンス対策の弱点や既存の侵入口(参照:図2-1赤旗・緑ピン・赤線囲い周辺)での補完的な対策(フェンス以外での防除+ワナ捕獲)を行う必要がある。
②地区では、すでに人と獣の生活圏が重なっているために、集落住民の獣害意識の向上(集落が連携した広域的対策体制)、フェンス設置とその弱点の補完と共に、人を恐れない個体捕獲を目的とした集中的な捕獲対策を行う必要がある(ただし、本郷地区への影響を考慮する必要あり)。