獣害トリアージマップ:鳳来地区(川売)

ホーム > 事業活動の記録 > 獣害対策 > 獣害トリアージマップ:鳳来地区(川売)

獣害トリアージマップ:鳳来地区(川売)

13/11/06

H24 フェンス計画地区(川売H24_2-4_川売.jpgのサムネイル画像
・調査時期:平成24年9月10日、10月20日
・調査内容
 フェンス計画地域内外に、イノシシの痕跡が多く見られた。一部にシカの痕跡が一部見られる。聞取りによるとサル(2~3頭、若い群)による稲田被害が発生している。稲田周辺には電柵が張られているものの、集落内に広がる梅畑・栗畑にイノシシの堀跡がそこかしこに見られ、またヌタも形成など、人と獣の生活圏が重なっているのがわかる。足跡からは、子連れは少なく、兄弟(姉妹)の個体群が数群(5~3群)活動していると思われる。集落を3方に囲む山全方向から侵入路が見られる。シカの痕跡は少ないが、北東部(谷川上流・子連れ)と西部と広範に見られた。サルの被害は、電柵対策がなされた田で見られた。
 集落北部の水田ではトタン・電柵・ネット・鉄筋+箱わなを合わせた対策が行われ、耕作地への侵入は見られないものの、周辺にイノシシの痕跡が多くみられる。
 H24年フェンス設置計画では集落をぐるりと囲うものではなく、ところどころに穴ができた形での設置である。このため既存の獣の進入路が塞げず、集落への獣の侵入を防ぐことが困難になることが懸念される。
 今後は、集落内の獣害意識の向上(特に集落住民が連携した対策体制づくり・獣害発生の情報共有等)、H24年フェンスの穴を補完する獣害防護対策の実施、H25年以降のフェンスの設置延長、ヒトを恐れない個体捕獲を目的とした集中的(銃猟等)+広域的・継続的な(ワナ・くくり罠捕獲実行等)捕獲対策を行う必要がある。

<< ひとつ前に戻る

木の駅プロジェクト

アクセス

このページの一番上へ